土地の枚数がわかったら今度は他のカードの枚数をどうするかと言う話だ。
好きなの入れればいいじゃないですか。
それでもいい。しかしそれは今回の「勝つために強いデッキを」というテーマには反する。ということで、ここで説明するのは「マナカーブ」という概念だ。
マナカーブ?
さらりと重要なことを言うが、いくら強いカードでも、使えなければその価値は0だ。リソースを広げるどころか、手札にとどまっている分だけ相手に手札1枚分のアドバンテージを取られてしまう。
そうなりますね。
そして、強いカードはたいていマナがたくさんかかる。そして、土地は1ターンに1枚しか置けない。これがどういうことかわかるか?
強いカードは最初は使えないということですか?
そういうことだ。重要なのは「使うことの出来ないカードはただの紙」ということだ。たとえば6マナ以上の呪文だけでデッキを組んだとする。もちろん6ターン目までに6マナ欲しいから、60枚のデッキに土地を30枚もぶち込んだ。するとどうなる?
1ターンに土地が1枚しか置けないから、5ターン目まで何も出来ません。
その通り。土地が6つ並ぶまで手札の呪文カードの価値は全て0だ。おそらく6マナそろって呪文を使い始めてもそのまま負けるだろう。
<ラノワールのエルフ>や<極楽鳥>を使って早い段階でたくさんマナを出せるようにしたらどうですかね。
それは有効な手段だ。それならスピードも付くし、強力なデッキが出来るかもしれない。実際その手のタイプのデッキもある。しかし、今回はその手のマナを加速する手段、「マナブースト」って言うんだが、それを考えないことにする。
また簡単のためですか?
そうだ。その方が説明しやすいからな。それにマナブーストを用いていても、それはこれからの説明の延長でしかないから、同じ事だ。「マナカーブの重要性」の話だな。
計算はなさそうですね。
何言ってる。これは緻密な計算に基づいて定義された重要性だぞ。計算抜きに話は出来ない。
やっぱり?
当然だ。で、話を元に戻すが、土地は1ターンに1枚しか置けない。ということは1ターン目に1マナの呪文、2ターン目に2マナの呪文、3ターン目に3マナの呪文・・・という風に展開していけば、「マナ」というリソースを有効に使えると思わないか?
それはそうですね。
そこで、1ターン目に土地1枚と1マナの呪文1枚。2ターン目に土地がさらに1枚と2マナの呪文1枚か1マナの呪文2枚、3ターン目にはさらにもう1枚の土地と、3マナか、2マナと1マナか、1マナ3枚の呪文があることが理想になる。
ふんふん。
そこで、マナコストの小さいカードから大きなカードまでピラミッド状にデッキに入れるんだ。このとき、かかるマナコストとその枚数の関係がカーブを描くからマナカーブと呼ばれるんだ。
で、計算はどこですか?
そんなに計算したいならさせてやるぞ。このマナカーブにそって、何マナのコストのカードを何枚入れるか、それを計算するんだ。さぁやれ。
ボク、また溶けますよ?
こらこら。しかたないから俺がやるが、ちゃんと自分でもできるようにならないとあとあと困るぞ?とりあえず期待値式と、その結果を載せておく。
期待値=引いた枚数*入れた枚数/デッキ枚数
1マナ: 1 = 7*□/60 □=8.666・・・
2マナ: 1 = 8*□/60 □=7.5
3マナ: 1 = 9*□/60 □=6.666・・・
4マナ: 1 =10*□/60 □=6.0
60枚デッキで入れる土地を24枚にするとだいたい4ターン目まで土地が出せるから、それで考えてみた。
1マナ:12枚 2マナ:10枚 3マナ:8枚
4マナ以上:6枚
これでちょうど60枚だ。ひねりも何もないが、結構うまくいくと思う。後は自分で調節してくれ。