第7章 他に細かいルールは? 

 

1.カード優先の原則


で、今までいろいろ説明してきたわけだが、ここでもう一つ言っておかなければならないことがある。それは『カード優先の原則』ということだ。

どういうことですか?

MTGは今まで説明してきたルールにそってゲームが行われる。勝敗がきっちりと決まるゲームだから、そのルールも厳密に決められていたわけだ。・・・ここまでは今までの説明だな?

そうですね。

ところが、カードの中にはそのルールを破るカードが存在する。

え? そんなのあるんですか?

いろいろあるぞ。
追加で1枚ドローしなければならなくなる<吠え猛る鉱山>、土地を1ターンに追加でもう1枚プレイしても良い<踏査>、アンタップステップに土地が1つしかアンタップしなくなる<水位の上昇>などなど、数え上げたらきりがないな。
身近なところではクリーチャー能力の<速攻>なんかも召還酔いをくつがえすルールだしな。

いっぱいありますねぇ。

ルールを破らないカードの方が少ないんじゃないかと思うくらいいっぱい有るぞ。
で、その場合にいままでのルールとカードのどちらを優先するべきかという話なんだが、答えは簡単。カードを優先する。せっかくルールを破るカードを作ったのに基本ルールを優先していたらそのカードの存在自体が否定されるからな。これは当然だな。

じゃ、カードにいろんな能力書き込んじゃおうっと。

それはインチキなのでやめるように。

カード優先って言ったくせに・・・

 

2.先攻プレイヤーに第1ドロー無し


実際のゲームの進め方は第8章でやるけれど、念のためここでも取り上げておくことが一つある。『先攻プレーヤーに第1ドロー無し』ということだ。

え? ということは先攻が不利じゃないですか。

お前なぁ・・・対戦ゲームで先攻が不利になるか?どうやっても先攻は先に攻める分だけ有利なんだよ。
で、その先攻の有利さを少しでも軽減しようということで、先攻プレイヤーには第1ドローが無くなったんだ。

昔はあったんですか?

昔はあった。先攻&ドローだったから、絶対に先攻が有利だったな。第1ドローが無くなった今でも先攻の方が有利だと言われている。土地が1ターンに1枚しかおけない限り、先攻の有利は揺るがないと思うね。

そうなんですか?

土地が無いとマナが出ない。すると呪文が使えない。土地は1ターンに1枚しかおけないから、序盤の先攻は相手よりも常に1マナ多い状態で闘っている事になる。これが大きい。最近はマナが無くてもかけられる呪文が出現したからそうでもないかもしれないけどな。この辺の話は戦術指南書の方に詳しく書いてあると思うからそっちを見てくれるとわかると思う。『スライ』『ステロイド』あたりの項目でやってる。

よくわからなかったですけど、先攻って有利なんですね?

たいていの場合はな。<税収>っていうカードが有ったときには先攻を譲るプレーヤーもいたけど。・・・その話は興味あったら自分で調べてくれ。

説明しないんですか。

今のスタンダードで使えないカードだからな。
最近は先攻後攻の宣言を Farst or Draw とか言う風に言ったりもするな。・・・ちょっと違ったかもしれん。ようするに先攻かドローかと言うことなんだが。余談だし、宣言方法は自信もないから覚えなくて良し。まったく、かっこつけおって。日本語で言えば良いんだよ。先攻で行きますとかな。

英語出来ないからっていじけないでくださいよ。

ちっ

 

3.個人的カード配置


今回はルールじゃないけれど、個人的趣味で解説しておく。

項目があまっただけじゃないですか。

それを言っちゃおしまいだが。ま、さらりと聞いておけ。
MTGをやる場合にはちょっとしたスペースが必要だ。少なくてもこたつくらいのスペースは欲しい。

それがどうしたんですか?

話はこれからだよ。
そのスペースだって、無限じゃないし、あまりバラバラに置いておくとどれがなにやら分からなくなってしまう場合がある。対戦が長引く場合は特にな。だからどこに何を置くのか決めておくといい。

ライブラリーはここ、使ったカードはここって感じでですか?

そういうこと。
俺の場合だと、右手でドローして、カードは左手で持つから、ライブラリーは右手奥、墓地は他のカードと混ざらないようにライブラリーの右側に置く。土地は自分の前におき、クリーチャーは全面前、全体エンチャントなんかは左手側に置いてるな。

言葉で言うとわかりにくいですね。

じゃ、図にしてみるか?例によってテーブルタグで描くが。

画像張り付けたらどうですか・・・

俺は絵が下手なの。

エンチャント クリーチャー ライブラリー 墓地
アーティファクト 土地    

・・・だれかうまい奴に絵を描いてもらったほうが良いかもしれん。

悟ってどうするんですか。

ま、そんなことは良いんだ。いいたいことは「クリーチャーは前に置け」ということだな。

どうしてですか?

戦闘時に攻撃・ブロックの関係をわかりやすくできるからだ。ブロックの割り振りを口で言って宣言するだけでなく、攻撃クリーチャーの前にブロッククリーチャーを持っていって、「これでこれをブロックします」という風に宣言すると、わかりやすいんだ。あとになって、ブロックしたブロックしないの水掛け論が起こることも防げるしな。

スタックのときにカードを重ねておくと良いという話と同じですね。

そういうこと。トラブル回避だな。
ま、その方が戦っている感じがするからというのも1つの理由だけどな。

 

4.同じカードは4枚まで


今までゲームの仕方について書いてきた。だがルールだけ知っていてもMTGをすることは出来ない。MTGをするためにはデッキが必要だからだ。

そりゃそうですよね。

そして、デッキを組むときに守らなければならないルールが2つある。それは『同じデッキに同じ名前のカードは4枚までしか入れることが出来ない』というルールだ。もちろん基本地形だけは別だけどな。

え?全部同じカードっていうのはダメなんですか?

だめだ。それだとMTGのデッキ作成の多様性が失われるからな。確実な1ターンキルデッキを作ることも不可能じゃない。そんなデッキでゲームをしても面白くないだろう?

・・・。

そういう嫌な顔をするな。それを防ぐための4枚制限なんだから。もちろん仲間内でやるときに4枚制限解除をするのなら話は別だけどな。
それと、もう一つ。デッキは60枚以上で組むということだ。

60枚以上なら何枚でも良いんですか?

何枚でもいい。2億枚でもオッケーだ。ただしそうなると、さっきの4枚制限があるから欲しいカードを引ける可能性がどんどん低くなるけどな。60枚に4枚入っているものと、2億枚に4枚入っているカードのどちらがそのカードを引けるかという話なら納得だろう?

2億枚の4枚なんて引けませんよ。

オレもそう思うな。だから普通は60枚ぎりぎりでデッキを組む。この話は戦術指南書の方につながるから、今回はこれで打ち切りだ。